chikazame's Live

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昭和六十年の春に突然芽吹いた双葉を、毎日陽の光が当たらないように日陰で静かに少しづつ成長させ、上に向かって伸びそうな枝葉は全て丁寧に剪定し、蕾が出来れば花開く前に一つ残らず摘み取り、涙を毎晩数滴与え、歪な心の鉢の中で溺愛し続けた、呪齢三十年半ばの劣等感の人間盆栽です。
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