何もなくて青

何もなくて青

揺らり揺れてる君の髪の毛が
僕をどうしようもなく好きだと思わせる
ふとした瞬間に思い出す匂いが
堪らなく愛おしかった


伝えたい言葉が山ほどあるけど
聞きたい言葉は一つも無いでしょ
歌いたい唄がここにあるけど
今となってはもう嘘のように

悲しい記憶は忘れ去られて
楽しい記憶に塗り潰され
澄んでく空が無限じゃないのは
馬鹿な僕でさえわかってるけど


君が僕を好きになった理由は何
まぁそんなことはどうでもいいけど


揺らり揺れてる君の髪の毛が
僕をどうしようもなく好きだと思わせる

ふとした瞬間に思い出す匂いが
堪らなく愛おしかった


君からの「好き」に甘えてばかりで
二人の「隙」間を埋められなかったようで

満たした瞬間に消えてく愛なら
初めから求めないで なんて言えない


綺麗な人への目移りでさえも
許さないと頬を膨らます
君の顔が愛おしかった

何度も何度も思い出す日々を
少しずつ消していくんだ
何もないこの空のように

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