音楽理論講座 2024【その11】

音楽理論講座 2024【その11】

【コードの仕組と見方④】
【その他のコード】
サス・ツー
例、Csus2
 1度、2度、5度の3音を組み合わせたコードです。Csus2ならば、ド、レ、ソの3音になります。

サス・フォー
例、Csus4
 1度、4度、5度の3音を組み合わせたコードです。Csus4はド、ファ、ソの3音で構成されます。

アド・ナイン
例、Cadd9
 トライアド(三和音)に9度の音を加えた和音です。トライアドがメジャーならCadd9、トライアドがマイナーならCm add9となります。

シックス・コード
例、C6、Cm6
 トライアドに6度の音を加えた和音です。C6ならば「ド、ミ、ソ、ラ」、Cm6ならば「ド、ミ♭、ソ、ラ」となります。

テンション・コード
例、C9、Cm(11)、C7(13)
 トライアド、またはセブンスコードに指定された度数の音を加えます。
 本来のテンションは7thの音の上に更に音を積み重ねます。例えば、C(13)なら「ド、ミ、ソ、シ♭、レ、ファ、ラ」が構成音となります。
 しかし、これを楽器で弾こうとすると手の構造上、押さえられない事があります。そのため途中の音は省略される場合があります。

 テンションコードの表記で通常使われるテンションは次のようになります。

♭9 (−9)→ m9th
9 → M9th
#9(+9) → m10th
♭11(−11) → ♭11th
11 → p11th
#11(+11) → #11th
♭13(−13) → m13th
13 → M13th

オンコード
例、C/B、ConB、Cm/B
1番低い音に指定された音を加えたコードです。

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