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天皇・皇后両陛下について(1/2)

天皇・皇后両陛下について(1/2)

僕は天皇・皇后両陛下をご尊敬申し上げている。

昭和の頃は、反体制音楽にかぶれていたこともあって、今上天皇(当時の皇太子)は大変失礼ながらボケナスだと思っていた。

当時の皇太子のご学友(同級生)のインタビューでも、みんなから小馬鹿にされ、妙なあだ名を付けられていたということだったし、天皇制じたい、税金の無駄遣い。共和制にでもなれば良いのにとすら思っていたのだった。

その皇太子が今上天皇となって30年。平成をふりかえってみると、ご夫婦で本当に国民に寄り添い、同じ目線で共に歩まれてきたことは本当にすごいことだと思う。おそらく世界一真面目な王様ではないだろうか。
ひざを折って被災者の方の話を聞かれていた姿は、災害のたびに見ることが出来た。

僕は大学時代に日本神話を学んでいた関係で、皇居の中での天皇の祭事(お祈り)を調べたことがある。物凄い量の祭事を神主のような正装で行っていることが分かった。極寒の祭殿で長時間に渡って祭事を行っていることも分かった。すべては国民のために祈りを捧げられているのだ。生前退位の意向を示されたのも、こうしたハードな祭事を取り行っていることと無関係ではないだろうと想像している。

そして、昭和天皇と同様、今上天皇は靖国神社に一度も参拝していない。先日、その靖国神社の小堀宮司が、「陛下は靖国を潰そうとしてる」と発言して問題になった。昭和天皇は自分も良く知っていたA級戦犯が合祀されていることに不満を訴え、以後靖国神社へ参拝することはなかった。今上天皇もそのお考えに沿って参拝を控えているものと思われるが、なにより、日本国憲法に定められた天皇としてのお立場を考え、平和憲法である日本国憲法を尊重されているのだと思う。

靖国神社は大日本帝国がでっちあげた「国家神道」の産物だ。平和憲法である日本国憲法から逸脱し、再び大日本帝国への道へ進むことにはご反対の立場なのだと思う。

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