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集団的自衛権について考えること(2/2)

集団的自衛権について考えること(2/2)

中国が攻撃を仕掛ける、とすれば、おそらく「飽和攻撃」を仕掛けてきます。物凄い量のミサイルを一気に打ってくる。10発に1発しか当たらないミサイルでも、1000発打てば100発は当たる計算です。その時に、日米合同でミサイルを迎撃できるか出来ないかはまったく異なる結果になります。昔とは違い、現代の戦闘は秒単位で決まります。初動を誤れば即座に多大な被害を被ります。

ちなみに、もし集団的自衛権が無かった場合ですが、自衛隊は自分に被害が出ない限り反撃は出来ません。中国の攻撃で、自衛艦に被害が出ない限り一切反撃は出来ないのです。横でアメリカの艦隊が沈んでいっても指をくわえて見ているしかない。そうしているうちに、中国艦は日本の領海へ侵攻し、上陸してしまうでしょう。血みどろの地上戦になります。それが沖縄のどの島になるかは分かりませんが、市民を巻き添えにした凄惨な戦闘になるかもしれません。

国会での集団的自衛権説明の際、中国のことは一切触れていませんでしたし、今のような例も出されませんでした。おそらく中国を刺激しないために説明を控えたのでしょうが、集団的自衛権が最も効力を発揮するのは沖縄近海だと思います。

ただし、自衛隊が重武装を持って海外派兵することについては反対です。これは自衛隊としては逸脱した行為ではないかと考えています。

みんながジョン・レノンの「イマジン」のようなことを考えていれば軍備も必要ないし、平和だと思います。日本国憲法も改訂すべきではない。ただ、現実問題として武器を持った危ない相手が目の前にいる以上、現実問題としてベストな自衛手段を国民として考えることは必要だろうと思っている次第です。我々の血税を使った国防なのですから。

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