「白い部屋」 tamaji

「白い部屋」 tamaji

くるり振り向いた君
丸いひとみが踊る
何か良いことあったのかな
儚げなシルエット愛おしいね

君が選んだカーテン風にゆれる
目を覚まし始めた街
ここに来てもう何年だろう

しゃがみこむ君
太った猫
この小さな白い部屋
背伸びするきみ
大きなあくび
この小さな僕たちの部屋
いっぱいにする


君のまつ毛をなでる
4月はじめの風
まだひんやりよそよそしいね
照れ隠しの春は 君の様だ

少し傾いたカレンダー風にゆれる
僕が書いた赤い丸
この街からサヨナラの印

しゃがみこむ君
太った猫
この小さな白い部屋
背伸びするきみ
大きなあくび
この小さな僕たちの部屋
いっぱいにする

いつまでもずっと
見ていたかった
この小さな白い部屋
いっぱいにする
君を

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